今日は、家から70キロ離れた長岡まで録音に行ってきた。上越新幹線の音を録音するつもりであった。
ポイントは長岡から東京方面へ7キロほど。はじめて入るトンネルのちょっと手前である。ここは上り勾配なので、長岡駅を発車してきた上り列車のモーター音が録音できるかな、と思ったのだ。またここなら標高もちょっと上がって高架橋が低くなるかな、と思ったが高架橋が低くなったところはもうスノーシェルターに覆われていて、録音は出来ない場所だった。

そのスノーシェルターのちょっと手前で、録音しようとクルマを停め、上り列車はいつ通過するかな、と時刻表をパラパラめくっていたら、遠くから「ゴーッ」という音が。アッ、上り列車だあーっ、と準備する間もなく無情にも新幹線は通過して行ったのだった。

私が時刻表を見るのは現地に到着してから行うことが多いので、こういったことは良く起こる。まあ、臨時列車とか何時間に１本しかこないローカル線なら、事前準備は絶対必要なのだが。

次の上り新幹線まではまだ50分もある。いつのまに上越新幹線はローカル新幹線になってしまったのだろう。50分も間が空くなんて。
ひまなので、下り列車でも録音することにした。これは10分後にくる。だが、ここでは下り勾配でありモーター音はしないと思うので、もう少し長岡寄りへ行くことにした。長岡駅へ減速してくる音を録音しようと思ったのだ。でも時間もあまりなので長岡駅手前3キロぐらいのところで停まる。ここは高架橋がかなり高くてうまくいくか分からなかったが、近くに川の堤防があったのでそこに登って録音した。

Ｅ1系ＭＡＸの12両編成がうまい具合に減速していてまあ成功だった。だがモーター音は小さめであり残念。やはり防音壁があるから音が小さい。

あと40分あるが、近くに信越本線が信濃川をまたぐところがあるので行ってみた。こちらは時刻表を見てみると、普通列車がうまい具合に鉄橋付近ですれ違うかもしれないダイヤである。実際そのとおりになって115系のなかなかよい音が録音できた。

気が付くと、あと15分しかない。さっきの上越新幹線のところまで15分で戻らないと！！クルマに鞭打ってさっきのポイントまで戻る。何とか間に合い、ほっとして油断したのだろう。録音機のボタン操作に手間取って録音し始めるのがちょっと遅かった。まあなんとか成功したが,サウンドファイルの長さは10秒になってしまった。
しかし、巨体のＥ１系が轟音をたててトンネルに入っていくさまは、迫力満点であった。終