アテンザ レンタカー徹底試乗記 ２３Ｓ編
 旅先のマツダレンタカーでアテンザ・スポーツを借りた。(左画像) グレードは２３Ｓの４ＡＴ。 冬なのでスタッドレスタイヤなのは残念。 （それでも１７インチホイール！！） それでは、じっくりと乗ってみよう |
アテンザの2300を予約して、いざ現地に行ってみると 用意されていたのは、なんと黄色のスポーツ・２３Ｓであった。 見た感じ「これほんとにレンタカーなの？」である。今まで借りたレンタカーでは一番エキサイティングなクルマだ。こんなクルマを半日、乗り回すことが出来るとはとてもうれしい。 さっそく乗り込んでエンジンをかけて走り出す。 街中走行 出足はなかなか良かった。 中低速トルクがたっぷりとあり、アクセル半分でぐーんと加速する。街中はエンジン回転は2500回転も回れば充分な感じだ。やはり2300は余裕があるな、と思った。 そして、心地よいのがエンジン音。高回転はあとでたっぷりと楽しむとして、3000回転ほどでもとても軽快でいい感じの音。しかもとてもスムーズ。 こういう普段の走りでいい音がする、というのはいいね。 街中の乗り心地は、とてもマイルド。 これほんとに１７インチホイールなの、と驚くに違いない。 道路の段差などは確かに多少ショックを伝えてくるが、全体的にとてもしなやか。２３Ｓは多少硬めのサスなのかな、と思っていたが、そんなことない。ファミリーカーとしても合格点を与えられるほど素晴らしい乗り心地であった。 郊外でアクセル全開！！ 街中を抜け出し、見通しのきく直線道路に出た。 ここでアクセル全開にしてみよう。 １：Ｄレンジまかせ Ｄレンジまかせでアクセル全開で加速すると、シフトアップは6000回転で行われる。ちなみにレッドゾーンは7000回転だから、まだ余裕がある。 実際6000回転では、まだまだ回転が上がって行きそうな勢いがある。 というわけで、Ｄレンジまかせの全開加速はちょっと物足りなさが残る。 ２：ＭＴモード シフトノブをＭＴモードにして全開加速してみる。 Ｄレンジから左にシフトノブを押すとＭＴモードになり、下に押してシフトアップ、上に押してシフトダウンとなる。ＭＴモードに入れとけば勝手にシフトチェンジしないので、限界まで引っ張れる。さっそくやってみよう。 １速でアクセル全開にするとあっという間に吹け上がり、レブリミットの7000回転に達した。そこでシフトノブを下に押し込み２速にチェンジ。 それにしてもなんと素晴らしいエンジンフィールなのだろう。 4000、5000、6000と回転が上がるにつれ、エンジン音はどんどんスポーティになり、しかもとてもスムーズ。あまりにもスムーズでエンジン音は透明感がある。 とても2300の直４とは思えない素晴らしいエンジンフィール。感動致しました、ほんと。 |
| ワインディング道路 まず最初に軽井沢へ登る碓氷峠の旧道へ行ってみる。  この道は思ったほど道は広くなく、急なコーナーの連続で、あまりスピードは乗らない。あんまり飛ばすと助手席に置いたカメラやかばんが落ちるのでほどほどに走ってみた。それにしても、スタッドレスを履いているのに、とても軽快でしっかりしたハンドリングである。1400kg近い車重があるのに、意外とクイックイッと曲ってくれる。 ＭＴモードで走ると、なかなか楽しい。 １速で5000くらいまで引っ張って２速へ入れるとぐいぐい登る。しかもエンジン音が気持ちいい。しかし、シフトアップの反応はなかなか素早いのだが、 シフトダウンは遅い。シフトショックを軽減するためゆっくりなのだ。特に１速に落とす時はゆっくりなうえ、ショックも大きい。 でもまあ、コーナー手前で、シフトノブを押し込み、シフトダウンさせてコーナーをクリアしていくとなかなか気持ちよい。 さて、次は軽井沢から浅間山ろくへ登る国道１４６号だ。さっきと違いこちらは道が良い。使うギアも２速、３速が中心となる。 いくつかのコーナーで楽しんでみた。 コーナー手前で２速に落とし、アクセル一定でコーナーへ進入する。するとタイヤが鳴き始めた。まあ道路が濡れているし、スタッドレスタイヤなので、限界がとても低くなっているようだ。とにかくアンダーステアっぽいのが出たのだ。 しかしスピードはそのままで、ステアリングを切り足してやれば、タイヤは鳴きつつもちゃんと進行方向へ曲ってくれた。これはとても楽しい体験だった。 アテンザのハンドリングの良さが下手なりに理解することができた。  高速道路 帰りは高速で帰った。 途中、高速道路としては急な下り勾配が延々と続いていた。そこを皆は100km以上でかっ飛ばしていて、とても怖かった。 アテンザは安定はしていた。しかし路面をビシッととらえて離さない、といったところまではいっていなかった。これはたぶんスタッドレスタイヤだからだろうな。 高速道路の下り勾配では、アクセルを離してもスピードがあがってしまうこともあるので、ＭＴモードで３速に落とすといい。 速度が落ちたらまた４速、スピード出てきたら３速、という感じで使うと便利。 燃費 まとめ いやあ、ほんとにいいクルマだった。 特にエンジン音はたまらなく良い。どの回転域でもだ。 今回は返すまでオーディオを一回もつけなかったし、エアコンの風量スイッチもＯＦＦだった。エンジンの細かい息遣いまで聞えるように・・・・。 あと、このクルマはハイオク仕様だが、たぶんタンクにはレギュラーが入っている。レンタカー返す時ハイオクを入れて返す人はまずいないだろう。私もレギュラーを入れて返したし・・・。ということで、ハイオクを入れてればもっとエンジン性能がＵＰするのかもしれない。 ちなみに今回１８９ｋｍ走ってガソリンは２１．０リッター消費したので、燃費は９．０kmlとなる。今回かなり楽しみながら走っていたので、この数値はかなりいいのではないだろうか。 たぶん気を使って走れば１０kmlは超えるだろうし、ＭＴで乗れば１２kmlぐらいいったりして。 |
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