トレインシミュレータリアル ＴＨＥ山手線 ＰＳ２用
Sony Computer Entertainment
ソフト概要
トレインシミュレータシリーズは、パソコン用電車運転ソフトの元祖的存在。その最新作は、パソコンから離れついにＰＳ２へ進出した。最大のポイントは、運転画像は実写映像を使っている、という点。実際の運転士が見ている風景そのものの中を運転する。
運転区間は山手線の外回り一周。
音に注目
素晴らしい点
ジョイント音、駅到着時のブレーキ音、運転機器を操作する音は本当にリアル。特に分岐機を渡っている音など本物。このゲームをプレイしている時の音を録音すれば、そのまま電車の走行音として聴けるレベル。また、車内放送や駅構内の放送、発車ベルなどは実際に録音した音だそう。
残念な点
モーター音がほとんどしない、という点。これは山手線205系の先頭車はクハなのでモーター音がしないのが本当であり、当然ではありますが。ちょっとがっかりしたのは事実。
総合的に見て、音の質の高さは数ある電車運転ソフトのなかでもトップであると思う。
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トレインシミュレーター パソコン用ソフトの数々 パソコン用
音楽館
ソフト概要
電車運転ソフトの元祖。ＰＳでＴＡＩＴＯが電車でＧＯ！を大ヒットさせる前からこつこつとシリーズを増やしていった。ＪＲや私鉄、はたまた海外物まである。
音に注目
私は初期・中期のものしか持っていないので、最近のものは分からない。
電車のモーター音は控えめだが、違和感はないなかなかの音がする。気動車はＪＲ北海道編でのキハ２０１系の音がリアルだ。ただ、エンジン回転の上がり方がちょっと不自然ではあるが。
ジョイント音もリアルな音がするが、このシリーズに共通する不自然な点もある。スピードを上げていくとジョイント音のリズムがだんだん速くなっていくのは当然として、このソフトは音階（音調？）もだんだんあがっていくのがちょっと気になる。
車内放送や駅構内の音などは初期の頃からこだわっていて、マニアのつぼをおさえている。
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電車でＧＯ！新幹線 山陽新幹線編 ＰＳ２用
ＴＡＩＴＯ
ソフト概要
電車運転ソフトの定番である電車でＧＯシリーズ最新作。大阪から博多までの長距離を運転できる。リアルなＣＧが売り。１駅ごとに運転評価してくれる。
音に注目！
素晴らしい点
実際の新幹線と同じく、モーター音が静かな点。スピードを上げていくとシャーッという車輪の音、風切り音まで再現されている。とてもリアルな高速運転の音が聴ける。
また、このゲームはバックにＢＧＭが流せる。
残念な点
控えめなモーター音はよいとして、モーター音やＶＶＶＦ音自体は、あまり以前の電車でＧＯシリーズからあまり変化していない。
このソフトはＢＧＭをバックにかすかに聞こえる走行音とともにリラックスして運転を楽しむことのできるなかなかのソフトだと思う。
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電車でＧＯ！３ 通勤編 ＰＳ２用
ＴＡＩＴＯ
ソフト概要
電車でＧＯシリーズ初のＰＳ２対応版。九州、関西、関東の通勤路線が運転できる。持ち時間なしのファミリーモードがあったり、メーターを隠す鉄人モード、実際のゲームプレイ時間が電車運行時間になるリアルタイムが選べたり、熟成が進んでいる。
音に注目！
素晴らしい点
電車のモーター音が進化している。基本のモーター音はあまり変わっていないが、モーター音を重ね合わせて重厚な音を再現しているし、ＶＶＶＦ音もやはり重ね合わせることによって複雑な音を再現している。
残念な点
基本のモーター音が進化していない。ＶＶＶＦ音自体も電車でＧＯ２の音と変わりがない。モーター音やＶＶＶＦ音を形式別に変えたりできないかな。モーター音ももうちょっと張りのある音がいい、と思う。
さらに残念だったのは、気動車の音。アイドリング音からエンジン回転を上げていく音はなかなかいいが、スピードを上げていっても変速しないとは・・・・・。このソフトの前作である電車でＧＯ！名古屋鉄道編の気動車はちゃんと変速音を再現していたのに。気動車の音に関しては退化してしまった。
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電車でＧＯ！ １、２、プロ仕様、名古屋鉄道編 ＰＳ１用
ＴＡＩＴＯ
ソフト概要
電車運転ソフトとして初めて大ヒットを飛ばしたのが、電車でＧＯ！だった。異色のソフトとして各メディアに取り上げられた。専用コントローラと一緒に買っていく人が多く、これまた特殊だった。
その後、２やプロ仕様、名古屋鉄道編などが発売された。
音に注目！
電車のモーター音は基本的にはすべて同じ。ちょっと控えめでこもったような音だ。ただ、２以降はＶＶＶＦインバーターの音も挿入され、より実車に近い音となった。
気動車のエンジン音は、基本的にはなかなかいい音を出しているが、スピードを上げていっても変速をしないのが気になる。直結ギアに入らないのだ。ただ、名古屋鉄道編では違った。変速をしながら加速していくのだ。しかも8500系気動車は変速１段直結２段、8000系気動車は変速１段直結１段、という変速機の違いまでも再現されている。この気動車の音は、かなりリアルである。
名古屋鉄道編は、この他にも路面電車の音、つり掛けモーターの音、またミュージックホーンなどなどかなり音にこだわりを持ったソフトであり、名鉄ファンはもちろんそれ以外の人にも大変楽しめる。
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番外編
この他、電車運転ソフトではないですが鉄道音の音が入ったソフトを取り上げてみます。
最終電車 ＰＳ１用
このソフトは、いわば物語である。途中いろいろな選択肢があり、選択肢によって物語がいろいろな展開を見せるというもの。メインの物語はホラー小説となっている。
鉄道を舞台としているので、鉄道音は所々に入っている。プレイ中はモーターの音ともジョイント音ともつかぬような妙な音がバックに流れる。オープニングタイトルでは、実際の発車音や走行音が少しではあるが聴くことができる。
１９時０３分上野発夜行列車 ＰＳ１用
このソフトも上と同じでホラー小説。上のソフトの続編である。
プレイ中の音は一定のジョイント音が常に流れている。ジョイント音自体は進化している。
それにしてもこのソフト寝台特急北斗星のＣＧが素晴らしい。
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