長岡温泉湯元館は、夜間もＯＫということで
週末の仕事終わりに行ってみることにした。

到着は夕方７時前、
郊外の里山のふもとの、林の中にひっそりと湯元館はあった。

旅館湯元館は部屋数は23の中規模な旅館。

さっそく玄関へ。
湯元館の玄関は、「いらっしゃいませ」という大きな看板がかかげられていたり、
玄関先に薪が山のように積まれていたりして、
なんか昭和レトロというか、Ｂ級の雰囲気がムンムンする。

靴を脱いで、スリッパに履き替え、フロントへ行くと誰もいない。
「すいませーん」と何度も呼ぶと、ロビーの奥から初老の男性が走ってきて
「お風呂は400円になります」と。

緑のじゅうたんが敷き詰められたロビーの奥には
ソファセットや大型液晶テレビなどが置かれ、なんと卓球台まである。

そのロビーの奥に、男女の大浴場が。

総タイル張りの大浴場は、真ん中に7〜8人入れそうなくらいの、
楕円形というか小判形の浴槽がある。

壁には、どこかの山と海の絵のタイルが目立ち、
なんだか古くてレトロな銭湯のような雰囲気。

先客は誰もいなくて、私一人の独占。
さっそく温泉に浸かってみる。

お湯は無色透明だが、少しタマゴのような硫黄臭がある。

そして、お湯の使い方は、贅沢な源泉掛け流し。
浴槽の底からお湯が湧き出し、浴槽のふちから流れていっている。
なので、お湯はとっても新鮮。
温度もちょうどよくて、最高に気持ちいいお湯だ。

となると、味見してみたくなる。
実は、体や頭を洗う、洗い場の蛇口から出るお湯が温泉のようなので、
味見してみた。
無味だが、けっこう濃い硫黄っぽい臭いあり。


その後、後から入ってきたおじさん２人組の会話に耳を傾けながら、
全身から汗が吹き出るまで、じっくりと浸かっていた。


お風呂上りは、ロビーにあった足の裏マッサージ機「明日香２」を。
10分100円と良心的。

ただ、ロビーがとっても寒い。暖房はつけていないのかな？
フロントそばに薪ストーブがあるが、ロビー全体はあたらまらないのだろうね。
なんだか寒くなってきたので、早々に帰ることに。


なお、日帰りの営業時間は、14時から21時までらしい。