日帰り温泉探訪日記

ひすいの湯

新潟県糸魚川市 　フォッサマグナ糸魚川温泉

2013年2月10日　探訪

日帰り温泉探訪　107施設め

糸魚川インターから数キロのところに、 フォッサマグナ糸魚川温泉がある。 フォッサマグナとは日本列島を２つに分断する 静岡・糸魚川大断層帯のこと。 糸魚川はその真上にある街。 温度100度近く、毎分1500リットルもの大量の源泉が、 こんこんと沸いている。 その源泉を使ったのが、糸魚川温泉ホテル国富アネックスと、 日帰り温泉の「ひすいの湯」という施設。 さっそくひすいの湯へ行ってみよう。 玄関で下足をロッカーに入れ、そのカギをフロントへ。 そこで1000円を支払う。 タオルなし1000円は、新潟県の日帰り温泉施設では一番高い値段。 高級日帰り温泉の値段だ。 しかしひすいの湯の雰囲気は、あまり高級な雰囲気はない。 どちらかというと庶民的な建物。 なのでちょっと高いなと思ってしまった。 （ヒスイの原石は飾ってある） ま、ともかく大浴場へ行ってみよう。 浴室のドアを開けた瞬間、独特のニオイが鼻を突く。 そう、新潟県の温泉に多い、アブラ臭。 好き嫌いは分かれるだろうけど、私はこのニオイは大好き。 大浴槽は、あつめの湯とぬるめの湯に分かれている。 ぬるめの湯にはジャグジーや寝湯もある。 先客の多くがぬるめの湯に入っていたが、 あつめの湯に入ってみて納得。ほんとに熱いのだった。 私もぬるめの湯へ移動し、身体を温めた。 お湯は、若干緑っぽいにごりがあり、そしてアブラ臭。 源泉を口に含んでみると、とてもしょっぱく、そして苦い・・・。 ちょっと飲めない味。 とても濃い温泉であることがよく分かる。 フォッサマグナ糸魚川温泉というおおげさな名前も 納得できてしまう個性の強い温泉だ。 次に露天風呂へ。 雪が舞っていて寒かったけど、お湯は適温。 そしてアブラ臭はより強いものになっていた。 手ですくってニオイをかいでみると、たまらん。 内湯よりも露天の方が濃いのかも。 推測だが、内湯は循環で、露天は源泉かけ流しかな？ そして茶色い湯花も見える。 近くにいる子供は、親に話しかけていた。 「これ、何？？」 「ああ、湯花というんだよ。汚いもんではないよ」 「でも、お風呂上がるときにシャワー浴びなきゃ」 まあ、この温泉は、このニオイといい、茶色い湯花といい、 子供にはあまりキレイではない温泉に見えるのだろうね。 しかし、これこそがこの温泉の素晴らしいところなのだ。 お風呂上りは、廊下にあった電動マッサージ機。 高級機ながら15分100円とかなり良心的な値段。 その後、軽食堂で普通のラーメンを食してから施設を後にした。 という　ひすいの湯。 1000円は高いけど、お湯は本物。 家に帰ってきても、身体から温泉のニオイがした。 お肌もスベスベになった。 個性の強いお湯を楽しもう。

温泉ＴＯＰ