日帰り温泉探訪日記

かのせ温泉赤崎荘

新潟県阿賀町鹿瀬 　かのせ温泉

2012年12月9日　探訪

日帰り温泉探訪 95施設め

阿賀町鹿瀬にある日帰り温泉が赤崎荘。 山の斜面に建っている赤崎荘に到着した頃には 積雪が40cmほどになっていた。 雪にはまりながらなんとか駐車。 しばらく車内で待って、9時になったので受付へ。 この赤崎荘は、日帰り温泉施設ではなく、 山小屋風の温泉宿泊施設。 宿泊客が帰り支度をしていた。 私は、通路を歩いて浴室へ。 貴重品だけ通路にあるコインロッカーに入れ、脱衣所へ。 あいにく、女性従業員が脱衣所の掃除をしていた。 なんとなく恥ずかしかったが、服を脱いで、浴室へ入った。 浴室は、洗い場が6ヶ所と、その反対側に、10人サイズくらいの 長細い浴槽がある。 決して広くない浴室ではあるが、なんといっても開放感が素晴らしい。 屋根の半分はガラス製（たぶんガラス）のドームになっている。 天気のいい日はドームを動かすことが出来て、露天風呂に出来るのだ。 しかし今日はあいにくの大雪。 ガラス製のドームは閉まっていた。残念。 しかし閉まっていても、そこはドーム。 浴室全体の温度は超寒い。露天とそんなに変わらないくらい？ 寒くて震えながら体を洗ったあと、いざ入浴。 雪が降っていて景色が見えず。 晴れていれば、眼下に雄大な阿賀野川・そして山々を眺められる。 お風呂に浸かりながらにして絶景を堪能できるはず、晴れていれば・・・。 それでも、ガラス製ドームのことはあり、すばらしい開放感と明るさ。 横も天井も、まーるいガラス製で透明。 なんだか不思議な入浴感である。 適温のお湯は、無色透明。においはなし。 源泉を口に含んでみると、少しの塩分とまろやかさも感じた。 お湯の感触はさらりとした感触。 お湯の成分は濃いらしく、浴槽には温泉成分がビッチリ付着して固まっている 循環浴槽だが、消毒の塩素臭さもなく、まあまあのお湯。 実は、源泉自体は鉄分を多く含み、茶褐色のかなり濃い温泉なのだが、 この赤崎荘は、その大事な鉄分を除去してしまっているのだ。 「配管が詰まるのを防ぐために、除鉄をしてます」と掲示もあった。 おかげで透明のまろやかなお湯となっているのである。 この源泉をそのまま堪能したければ、1kmくらい離れた山を下ったところに かのせ温泉「赤湯」という日帰り温泉施設があるので、そちらを利用できる。 私も7月にここを訪れたが素晴らしい源泉だった。 茶褐色の濃い色の源泉掛け流し温泉で、しかも超熱いお湯だった。 だから、源泉を楽しむなら、かのせ温泉「赤湯」へ行く。 絶景の景色を楽しむなら、かのせ温泉「赤崎荘」へ行く。 これがいいのだ。 今日は大雪のせいか、日帰り客が私のみ。 この浴室を独占できて、贅沢な気分になったのだった。 手足を伸ばして、のーびのび♪ お風呂上りは、ミニロビーへ。 この赤崎荘は、あまり休むところはない。 このミニロビーと食堂くらいかな。 私はここでソファに座ったり、電動マッサージ椅子に座ったが、 暖房が効いておらず寒いので、早々に退散。 「ありがとうございました。気をつけてお帰りください」 と言われて気分よく帰ってきた。

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