奥只見・枝折峠へ

2002年10月5日

貯水量日本一の奥只見ダム湖

今回のドライブは日本最大のダムである奥只見ダムと、枝折峠などを見てくることにした。 新潟県小出町からシルバーライン経由で1時間で奥只見ダムに着く。シルバーラインは全長21ｋｍのうち18ｋｍがトンネルというモグラ道路。しかもトンネル断面が台形をしている。中は暗く、薄気味悪い。 奥只見ダムは堰堤の大きさと、ダム湖の大きさに圧倒される。ダム湖は遊覧船が出ているほか、なんと尾瀬方面への船もある。 ここは私が小さい頃から何回も来ているのでおなじみの風景だ。

標高1086ｍの枝折峠　登山者の車でいっぱい 急カーブ 山腹に張り付いた道路（矢印のところ）

さて、次は今日の第一目的の枝折峠である。この峠は銀山平などの秘境奥只見に通じる道路であるが、シルバーラインがあるのでわざわざこの急峻な峠を通る人はあまりいない。 さて、この枝折峠を通るのは国道352号線だ。この国道は珍しい一方通行の国道だ。午前は奥只見方面へ、午後は小出方面への一方通行である。 銀山平を抜け、橋を渡ると道路は山に張り付き、急カーブの連続で登って行く。道は狭く、確かにこれでは一方通行だな、と納得できる道路だ。対向車の心配などせずに走っていると不意に対向車が「ぬーっ」と現れる。「おいっ！ここは一方通行だぞっ！！」と叫びたくなる。 銀山平から10分ほど登るとあたりが開けて枝折峠に到着。 あたりはクルマであふれかえっている。ここ枝折峠は日本百名山の越後駒ケ岳への登山口なのだ。路肩に観光バスが駐車してあり、「日本百名山ツアー・越後駒ケ岳の旅」と表示してある。 さて、小出方面に下って行こう。 ここからふもとの大湯温泉まで標高差700ｍを一気に下る。勾配はそれほどでもないがカーブがきつい。ギアを2速に落とし、20ｋｍ/ｈで下る。（ちょっとオーバー？） 途中「転落事故多し」の看板が目に付く。確かにハンドル操作を間違えば谷底にまっさかさまだろうなあ。路肩が崩れているところもありまことにスリリングな道路だ。 ふもとまで降りるとほっとした。60ｋｍ/ｈがとても速く感じた。

追記 このドライブは、日頃会社でお世話になっているＴさんと行った。 Ｔさんは自分のクルマではあまり遠出をしない人。普段の生活も質実剛健、だからたまには遠くへ行くのもいいかなと思ったのだ。 今回行ったこの中越地域は、昔Ｔさんが勤めていたそう。だから昔の職場など訪れて、懐かしんでもらおうと思った。 慎重な人なだけあり、枝折峠の狭い峠道を走っていると「大丈夫かな」とか、帰りも「疲れたでしょ？そこのコンビニで休んだら」とか、何かと心配してくれた。 今度またどこかへ連れてってあげよう。

ＨＯＭＥ