| デミオの満足と不満 | |
| ユーザーとして使用して分かった満足な点・不満な点をまとめてみる |
| デミオの満足な点 |
加速性能は文句なし （1500 5ＭＴ） デミオの1500エンジンは、2000回転付近から実用トルクが出てきて、あまりエンジン回転を上げなくともスルスルと加速してくれるし、普段でも60ｋｍで5速に入れることができる。 だから私は、普段の加速では、2500回転でギアチェンジしている。これで充分なのだ。 アクセルを踏み込んで4000回転以上に上げると、なかなか速い。前のクルマが軽だったので、加速の違いの大きさについついエンジン回転を上げて楽しんでしまう。 エンジン音は意外にいい （1500） デミオの1500ＳＯＨＣエンジンは、常用回転域でなかなかいい音だと思う。思ったよりも太い音がするのだ。 特に私は2000回転から2500回転にかけての音が好きだ。 各ギアで2500まで回してシフトアップすると、ちょうど2000回転につながる。そして「クオーン」といいながら、音がこもってくると2500回転となる。そこでまたシフトアップ。 この回転域は日常に使う回転域なので、普通に走っていればいい音なのである。（こう思うのは私だけ？） あと、このエンジンはどちらかというと、こもりがちの音であるが、私はこもり音はスポーティだと思っているので気にはしないし、どちらかといえば歓迎したい。 ただ、音質は良いが音量が大きい シフトフィールは気持ちいい （５ＭＴ） デミオのシフトフィールは、カチカチとはいかないが、スコスコ決まる気持ちよいシフトである。シフトダウンも4・3・2速とうまく決まる。ただ、１速だけは完全に停止しても入りにくい。ちょっと引っかかる感触がある。慣らしが終われば直るのだろうか。 あと、ギアチェンジ時の作動音がよい。カシャッと言う音とともにギアが入る。いかにもギアを操作しているぞ、そんな音である。 フロントシートは大きくて最高 （全車）  デミオのフロントシートは、このクラスにしては分厚くてデカイ。座ると体をゆったりと受け止めてくれる。ちょっと硬めのシートだが、このほうが長距離は疲れないのだという。高さ調節機構もついており、自分好みのドライビングポジションが得られる。 ちなみに私は、高めの位置で使用している。前のクルマであるＡＺワゴンは着座位置が大変高くて、気に入っていたので、できる限り高くして使用しているのだ。ただ一番高くすると、ステアリングの奥で足が当たってしまうのがちょっと気になる。 ただ、このシートには、シートバックが低いという弱点もある。詳しくはここ 全体的に大変満足できるシートである。 ハンドリングは軽快でよく曲がる （全車） デミオのハンドリングは自動車評論家の間でも評価は高い。私はハンドリングがいい、と言われてもよく分からないが、ともかくコーナーでは安定している。まあ、私の前のクルマＡＺワゴンは、コーナーではけっこうロールしていたので、それに比較するとコーナーでもあまりロールしないし、速く曲がれる。コーナーの途中にうねりがあっても、どっかに飛んでいきそうなことはない。 ステアリングギア比もけっこうクイックで、スポーティな感じ。細かいカーブの続く道を、ヒラリヒラリとクリアしていくととても気持ちいい。 なかなか質感の高いインパネデザイン （後期型）  デミオのインパネは、一目でマツダ車とわかるデザインだ。なかなか質感も高く、小物入れもたくさんあり、とても便利なので、満足感の高いインパネだと思う。ただ、私はオーディオスペースはなるべく高いほうがいいので、エアコン吹き出し口とオーディオスペースの配置は逆のほうが良い。 後席とラゲッジスペースは広々  最近、相次いで後席に人を乗せる機会があった。そして後席に乗った人が必ず口にするのが、「おっ、けっこう広いね」という一語。私は、スライドできる後席をいつも一番後ろの位置で使用しているので後席乗員には好評なわけ。やはり後席スライド機構というのは大変便利なのだ。荷物が多いときは後席を前に出し、後席に人が乗るときは一番後ろへ下げる。 もっともこのクルマ、後席を一番後ろの位置で使用しても、ラゲッジスペースはまだ充分広い。だから私は後席を前に出したことは一度もない。 一番上へ戻る |
| デミオの不満な点 |
エンジン音のボリューム （全車） 満足な点に書いたとおり、1500エンジンの音質はけっこうスポーティで好きだが、ボリュームは大きい。 特に3500回転以上に上げて、アクセルを離したとき壮大なこもり音がする。 このクルマ、ボンネット裏やエンジンルーム内のあちこちに遮音材が入っており（後期型）、これをみると車内は静かそうなのだが、実際はかなりエンジン音が伝わってくる。これはかなりやかましいエンジンなのではないか？音はいいのだからもうちょっと静かになればいいのに。 1300の方は、1500よりは若干静かである。なんというかスムーズというか。ただ、1300のエンジン音にはちょっとスポーティさが足りないような気がする。 1500・1300ともにエンジン音のボリュームが大きめなのは、前から聞いていたのでまあそんなには気にしない。まあ、エンジンががんばって仕事してんだぞー、とエンジンが訴えかけてくるような気もする。 時速80キロでこもる （1500 5ＭＴ） デミオの1500エンジンは、2500回転前後にこもり音のピークがある。加速中には気になるどころかスポーティに感じる部分ではあるが、ただ、巡航中はちょっと困る。5速で走っているとちょうど時速80キロ前後である。この速度はバイパスや流れのいい国道などでよく使う速度であり、この間ずーっとこもり音が車内を支配しているのだ。ま、細かいことではあるけれど。 燃費はいまいち （1500 5ＭＴ） 燃費はだいたい15ｋｍ/ｌ前後である。1500エンジンとしては良いほうだが、マニュアルなのだし普段空いた田舎道しか走らないのにこの数値はちょっと不満だ。 シートバックが低い デミオのフロントシートは、でかくてしっかりとしたつくりであるが、唯一の不満は、シートバックが低いこと。座っていると、シートバックは肩のだいぶ下のあたりまでしかこないし、そこからヘッドレストを最大の高さまで上げても、後頭部の下のほうにしかこない。これでは追突されたとき鞭打ち症になりそう。ただ、私の身長は178ｃｍでしかも短足なので、座高はかなりあることは確か。平均的な身長の方なら大丈夫だ。 なぜ、シートバックが低いかというと 、フルフラットシートを実現させるためである。確かにフルフラットシートは魅力的だが、やはりシートバックが低いと上半身がちょいと落ち着かないのだ。 例えば、フルフラットシート時には取り外せるシートバックなど、いろいろ工夫があればよかったのに。 もうちょっと天井が高ければ もともとデミオの室内高は、普通の乗用車に比べればあるほうである。しかし、前乗っていたＡＺワゴンは、余裕たっぷりだったので、それと比較するとちょっと圧迫感を覚えることがある、というだけの話。 足回りは思ったよりも柔らかいかも（1500アレッタ含む全車） 1500アレッタはマイナー後のスポーティグレードである。だからこれを購入する前は足回りも硬いんだろう、と思っていた。購入したあともしばらくはその考えは変わらなかった。が、しかし1万キロ経過した今、けっこう柔らかい足まわりだと思っている。 じゃ、なぜしばらく硬めの足だと思っていたのかというと、市街地走行で路面のデコボコや継ぎ目をよく拾うからだ。市街地などを走っているとこの足は硬いのだと錯覚してしまうのである。 ところがスピードを上げて路面のうねりを越えたり、後ろに人を乗せたりすると、後ろ側のゆれの収まりが悪く妙に柔らかく感じてしまう（というか柔らかい）。 つまり柔らかめの足なのにコツコツくる、という妙な足回りなのだ。 この乗り心地はちょっとスポーティな足回りなはずの1500アレッタを含めて全車共通のようだ。せめて1500アレッタぐらいはもう少し足を締めてもらいたいな。 |
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